第23回 化学工学卒業生が学生に語る会 ー化プロコースで学べること&卒業後に広がる世界ー

平成24年6月28日(木), 芝蘭会館

リーフレット(PDF; 約2MB)

講演会 15:00~17:50

化プロコースでの学生生活

photo_muranaka村中陽介 氏(京都大学化学工学専攻博士後期課程1年)

2回生の皆さんは化プロコースについてどのような印象を持っているでしょうか。授業で一部の先生方にはお会いしているけど、化プロコースとして何をしているのかは正直よくわからないという方が多いのではないでしょうか。私は皆さんに、化プロコースで学べることや、ドルトムント短期留学などのイベントについての話を交えながら少しでも興味を持って頂けるように、学生の視点からの化プロコースに対する考えについてお話したいと思います。

医薬品開発を仕事として実感した化学工学の魅力

photo_goshima五島浩然 氏(塩野義製薬株式会社)

7年前の入社当時、化学工学がこんなにも役立つとは思ってもいませんでした。私の所属する製剤研究センターでは、薬物の消化管での吸収性を改善したり、市場に流通させるために必要な保存安定性を向上させたり、高品質な製剤を経済的に生産するための研究開発を行っています。いずれも化学工学が学問的にも考え方的にも大いに貢献します。これまでの経験から、化工出身者が製薬業界でどのように活躍しているのかをご紹介致します。

コンビナートライフを振り返って

photo_shouji庄司充 氏(三菱化学株式会社)

化学工学専攻修士課程を修了してから約10年、私は石油化学コンビナートで仕事をしてきました。そして多くの出来事を経験しました。初めてプラントというものに生で触れたときの感動は、今でも私の仕事の原動力です。出荷計画を台無しにして怒られたこともありました。新しいプラントの設計という貴重な経験もしました。そしてあの大地震。数々の事件に見舞われた、私のコンビナートライフを振り返りたいと思います。

学生として・研究者として-みなさんに期待すること-

photo_tanaka田中秀樹 氏(京都大学化学工学専攻講師)

現在,皆さんは研究室に配属後,そして企業に就職後の自身の姿を想像しながら,コース選択を検討されている事と思います。そんな皆さんの「自身のイメージ」がより鮮明になるように,大学における研究活動の様子をご紹介したいと思います。また,―博士後期課程に進学し,研究者として活躍する―そんな,意外に身近な未来も,そのイメージの一つに加えて頂ければと思います。是非,皆さんには研究室において一学生ではなく,私達と同じ目標を持つ仲間・一研究者となって頂きたいと期待しています。

懇親会 18:00~19:30

参加者内訳

講演会懇親会
講演者 4名 4名
2回生 80名 59名
3回生 38名 34名
4回生・院生 36名 39名
教員 24名 23名
合計 182名 159名