先輩・卒業生からのメッセージ2

化学プロセス工学コースに進学した動機について

授業を受けていて(コース配属の前に,基礎的な内容ですが化プロの授業があります)一部に注目するのではなく全体をみて最適を考えるといったスタンスが面白いなと考えました。後は有機化学が嫌いだったからです。そんな動機でも化プロを楽しめたらOKです。

 化学プロセス工学コースの印象について,コース配属前と同じだった点,配属後に印象が変わった点

人数が少ないコースなので,教授の方にすぐに顔と名前を覚えられると思っていたら実際その通りでした。良く言えばアットホームですが悪く言えばサボりはすぐにばれます。

印象が変わったという程ではありませんが,プロセス制御工学なんかはちょっと変わった教科だと思います。 

化学プロセス工学コースに配属されてからのことについて

僕の時代はコース配属が3回生の初めからでしたが,配属直後とその次のセメスターは勝負時です。反応工学や移動現象はかなり難しいと思いますが,化プロ生として一番大事な教科ですのでがんばって勉強してください。 

化学プロセス工学コースの授業で印象に残ったこと,または為になったこと

化学工学で飯を食べるつもりの人間にとってはどの授業も為になります。文系就職を目指す人にとっても化学工学の考え方は役に立つと思います。 

化学プロセス工学コースに入って良かったと思うこと

面白い教授や学生が集っていると思います。雰囲気は気に入っています。就職も学生の数に対して推薦の数は多いと思います。 

4回生で研究室配属されてからのことについて

3回生までの生活とは別世界です。これまではサークルなりバイトなりが生活の中心にあったかもしれませんが,完全に研究室が生活の中心になります。最初はわからない事だらけでしょうが,とにかく先輩や教官に何でも聞いて下さい。色々教えてくれます。化プロコースの4回生には名物プロセス設計が待っています。これはハードですが,3回生の授業で学んだ事を使うだけです。より良いものを作ろうと前向きに取り組んでいればすばらしい経験になるでしょう。 

学業以外の学生生活について

研究室に配属されるまでは自由です。最低限の勉強がおろそかにならないなら何でも好きなことやって下さい。研究室に入ってからも研究室は勉強だけの場ではありません。飲み会も旅行もあれば,悪い先輩に徹夜麻雀に誘われる事もあります。よく学ぶためにもよく遊んで下さい。 

 新入生へのメッセージ・アドバイス

大学受験で勉強が嫌になっていると思います。まずは遊んでください。そしてサークルでもクラス内でも良い人間関係を築いてください。1,2回生はしっかり遊び,3,4回生はしっかり勉強。これで充実した大学生活になると思います。 

高校生へのメッセージ・アドバイス

工業化学科とか化学プロセスコースとか今はまだ良く分からないと思います。ですが化プロに限らず京都大学の学部学科はどれもがすばらしいものを持っています。入学する前に厳選するもよし,とりあえず入ってみてから考えるのでも良いと思います。今はとにかく勉強してください。