先輩・卒業生からのメッセージ8

化学プロセス工学コースに進学した動機について

化学工学は商品の生産から供給まで関わる学問です。単なる研究だけではなく,経済全体を見渡すことができることに興味を持ちました。

化学プロセス工学コースの印象について,コース配属前と同じだった点,配属後に印象が変わった点

化学工学はプラントの設計や最適化を行うという印象が強かったです。もちろんそのような研究も行われているのですが,微粒子のハンドリングや触媒の開発など化学工学が活躍する分野はとても広いと感じました。

化学プロセス工学コースに配属されてからのことについて

3回生では化学工学の考え方や理論を学びます。それと同時に化学工学の基礎的な実験をし,実験機器の使い方を学び,また勉強で培った知識をより深く理解することができます。

化学プロセス工学コースの授業で印象に残ったこと,または為になったこと

異なる現象でも基本的な考え方は似ている部分が多いため,様々な現象を相似的に扱うことができるということに面白さを感じました。

化学プロセス工学コースに入って良かったと思うこと

化学工学は様々なプロセスや現象を扱うので,物事を視野広く多角的に捉える力がついたと思います。

4回生で研究室配属されてからのことについて

4回生の前期では2人から3人のグループでプロセス設計に取り組みます。グループで一つの課題に取り組むことで,自分の考え方を人に伝えたり,他の人の考え方を自分の考え方と対比させることは自分にとって非常にプラスになりました。4回生後期以降は研究に励みます。自分で問題を考え,解決していくことはで将来研究者として活躍するための非常に大きな土台となると思います。

学業以外の学生生活について

やるべきことをやれば自分の時間を持つことができるので,アルバイトをしたり,旅行に行ったりしています。私は京都大学のドルトムント大学との交換インターンシップに参加し,M1の夏の2ヶ月間ドイツの会社でインターンシップを行い,海外で化学の仕事に触れるという貴重な体験をすることができました。

新入生へのメッセージ・アドバイス

化学工学を学べば様々な分野で活躍することできます。実際に自分で考えたアイディアや研究成果が実際どのように動くかを自分の目で見ることができるのは非常に面白いことだと思います。

高校生へのメッセージ・アドバイス

応用化学と化学工学の違いがわかる高校生は少ないと思います。しかし両者が活躍する場面は大きく異なります。どの学部や学科がどのようなことをしているのかを調べることは将来を考える上で大きな助けになると思います。目の前の受験だけでなく,さらにその先も考えて勉強のモチベーションにしてください。